ジョン・レノン
悲劇のアーティスト「ジョン・レノン」

ジョン・レノンは世界で最も衝撃的な瞬間を提供したミュージシャンでしょう。
ビートルズのボーカルであり、ギタリストでもある彼の死は、1980年12月8日のその日から約30年、未だに多くの謎を残しています。
ただ、そんなセンセーショナルな事件を抜きにしても、ジョン・レノンは世界最高のバンドの牽引者であり、同時に世界最高峰のソロミュージシャンでした。
常に平和を愛し、多くの平和賛歌を歌ったジョン・レノンの代表曲は、やはり『イマジン』でしょう。
この名バラードの他にも、『ハッピー・クリスマス』、『スターティング・オーバー』、『ラブ』など、たくさんの名曲を世界に向けて発信しました。
そんな彼の代表的なアルバムは、イマジンを表題曲とした『imagine(イマジン)』や初期の名作『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』を挙げる人が多いですが、個人的には『Walls And Bridges(心の壁、愛の橋)』を推します。
レノンのアルバムとしては中期に相当する時期に発表されたアルバムで、エルトン・ジョンとの競演を果たした『Whatever Gets You Thru The Night (真夜中を突っ走れ)』をはじめ、平和主義の象徴、政治色の強いイメージのレノンとはかけ離れた不安や孤独を前面に出した曲が並びます。
レノンの曲は美しく繊細なメロディが多く、そこに愛や平和を詰めると確かに映えるのですが、実際にこのアルバムを聴くと、むしろ相反するテーマこそが一番合っている事がわかります。
毒々しさすら漂わせるファンクなレノンを聴きたい人にはオススメです。