Mr.Big(ミスター・ビッグ)
ビッグ・イン・ジャパン「Mr.Big」

Mr.Bigを形容する言葉のひとつに、『ビッグ・イン・ジャパン』と呼ばれる言葉があります。
これは、外国人でありながら日本で絶大な人気を誇る一方、母国や他の国ではそれ程の人気を維持できずにいる人たちを指す言葉です。
逆にいえば、他の国より日本での評価が高い人たち、つまりは日本向けの音楽を奏でている人達が、『ビッグ・イン・ジャパン』という事になります。
Mr.Bigは、日本人が好む音楽を作っているバンドという事になりますね。
とはいえ、元々彼等は母国アメリカで人気を得たバンドです。
全米No.1ヒットとなった『To Be With You』、代表曲となった『Green Tinted Sixties Mind』等を収録した2ndアルバム『LEAN INTO IT(リーン・イントゥ・イット)』が大ヒットし、Mr.Bigの名前は一気に全米に広まりました。
初期の彼等は、80年代~90年代初頭に流行したアメリカンハードロックと、上記のようなキャッチーなポップナンバーを融合させたスタイルで、ギタリスト、ポール・ギルバートとベーシスト、ビリー・シーンの超高等テクニックと、ボーカルのエリック・マーティンが発する甘く切ない歌声が多くの人に刺激と感動を与える実力派バンドとして、高い人気を得ていました。
しかし、後期になってくると、美しいメロディのスローテンポな楽曲も増えていき、徐々にアメリカでは求心力を失っていきます。
逆に、日本ではその路線が受け入れられ、後期のMr.Bigを好む日本人がかなり多い事から、『ビッグ・イン・ジャパン』と呼ばれるようになったようです。
実際、再結成を発表した2009年に発売されたベスト版『ネクスト・タイム・アラウンド -ベスト・オブ・MR.BIG』は、オリコンチャート10位に入る健闘を見せています。
これからMr.Bigを聴こうという人にはオススメのアルバムです。
5曲目の『Take Cover』は、特に切なさとカッコよさが入り混じった曲で聴きごたえがあります。