デスティニーズ・チャイルド
閃光のようなスーパー・R&Bグループ「デスティニーズ・チャイルド」
デスティニーズ・チャイルドがデビューした1998年、この時点でメンバーだったビヨンセも、ケリー・ローランドも、まだ全くの無名でした。
日本でデスティニーズ・チャイルドが一般的にも有名になったのは、ビヨンセのソロが成功した後だったので、意外と日本では『ビヨンセが結成したグループ』のように思われている事もあるそうですが、実際には元々ビヨンセはこのデスティニーズ・チャイルドの一員で、その成功後にソロデビューを果たしているという順番が正しいですね。
このスーパーグループの特徴と言われると、ビヨンセの圧倒的な存在感に終始してしまう事が多いのですが、実際には3人の類稀な美しいハーモニーにこそその存在意義があると思います。
『Lose My Breath』のようなブラックなダンスチューンこそが、その真骨頂ではないでしょうか。
攻撃的にたたみかけるボーカルと妖艶なブレスを重ねたこの楽曲は、彼女達ならではの表現に満ちているとてもカッコいい曲です。
ハーモニーというと、バラードのような聴かせる曲でこそ映えるというのが一般的な見解ですが、こういった曲でも十二分に威力を発揮しているように思えます。
そんなデスチャの代表作は、『Survivor(サヴァイヴァー)』と『Destiny Fulfilled(デスティニー・フルフィルド)』のどちらかでしょう。
初の大ヒット作品となった『Survivor』は、ビヨンセが前面に出たダンスチューン中心のノリの良い一枚。
『Destiny Fulfilled』は、3人が均等にメインボーカルを取り、ハーモニーの美しさもよく出ていてゴスペル的要素も強い一枚です。
解散発表後に発売されたベスト版『#1's 』も大ヒットしており、今からデスチャを聴き始めるならこのアルバムもオススメです。