エンヤ
癒しの女王「エンヤ」

2009年12月2日に日本で発売されたベスト版『エンヤ ~オールタイム・ベスト』がオリコン週間ランキングで6位を記録し、その健在ぶりを見せているエンヤ。
彼女の数々のヒット曲を網羅したこのベスト版は、今後も長きに渡って愛される名盤となっていく事でしょう。
そんなエンヤの特徴といえば、誰もがその幻想的ともいえる声を挙げるのではないでしょうか。
彼女は、自分の声を重ね、さらには深いエコーをきかせる事で、とても奥深く、神秘的な響きを持たせる事を好んでいます。
そのため、聴いているとかなり厚みを感じます。
もし彼女の声がもっと野暮ったいものだったならば、ちょっと重すぎて聴き苦しくなるかもしれません。
しかし、エンヤの声は非常に繊細な響きを持っており、そこに多重な声を重ねる事で、重みを持っているにも関わらず、サラリと聴けるようになっているのではないでしょうか。
また、教会音楽、クラシック音楽といったものを貴重とした、荘厳という言葉があてはまるような壮大な楽曲を数多く手がけています。
その一方で、アイルランド出身ということもあり、その故郷の音楽を取り入れるなどの様々な試みが見られるのも、彼女ならではといえるでしょう。
彼女の代表作としては、純粋なオリジナルアルバムではないのですが、映画『冷静と情熱のあいだ』のサウンドトラックであるフォー・ラヴァーズ~『冷静と情熱のあいだ』テーマ曲集が一番多く挙げられるのではないでしょうか。
ただ、このアルバムに入っている『オリノコ・フロウ(Orinoco Flow)』、『Caribbean Blue(カリビアン・ブルー)』、『Wild Child(ワイルド・チャイルド)』などは全て『エンヤ ~オールタイム・ベスト』に収録されているので、こちらがおススメです。